指圧とは
指圧は、体の凝りをほぐす事で世界でも人気を呼んでいますが、指圧は東洋の代表的な代替治療の一つである事をご存知ですか。予防医学としてまた自律神経の緊張をほぐす事により様々な症状、病気の治療を施術を通して行います。
指圧は、経絡を通じて身体のエネルギーの流れをバランスさせる療法です。身体にはエネルギーの流れがあり、健康であるためには、その流れが妨げられることなく、自由に流れていなければならない(氣)と考えられています。
私生活や仕事のストレス、悲しみ、不健康な食生活、運動不足などの要因で、このエネルギーの流れが妨げられ、病気や身体の不調を引き起こす事もあります。
また指圧をすることを、『手当する』といいます。
ただもんで凝りをほぐすだけのマッサージの技術とは違い、相手をいたわって弱った部分に手を当てる事をさします。また、体に流れる12経絡の気の流れを捉え、体の虚実を調整します。ですからどんな症状、例えば頭痛、腰痛、むち打ち症で来られたとしても常に全身治療で、腹証も行います。腹証はその虚実を判断し、また同時に治療になります。
『指圧のこころは ははごころ』
(指圧の心は母の心)
私の指圧の先生はいつもこう言っておりました『指圧は "愛の手当て "である』と。
つまり、文字通り正しい指圧治療とはやさしい治療なのです。過剰な力を入れず、肉体的な力を顕在化させることなく、患者の手に当て、患者自身のエネルギーによって深く働きかけるのです。日本でいう「腹(はら)から」は、日本の武道の心や治療において非常に重要な役割を果たしています。日本の指圧では、この " はら " が手に宿ってるかどうかが指圧治療でとても大切だとされています。
治療中、私たちセラピストは全神経を集中し、心を込めて患者さんに寄り添い、治療を行います。
優しく、深く、常に「はら」から働きかけるのです。
指圧は、日本では予防医学としてまた本格的な治療法として広く普及しています。